10/25に「判決に向けて…ウィシュマさん死亡事件を考える会」を開催します!

2021年3月6日、名古屋入管でスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさんが亡くなって約5年半が経ちました。2022年にご遺族が提訴して始まった裁判の判決が、2026年12月11日に下されます。

裁判判決に向け、2026年10月25日、ウィシュマさん名古屋入管死亡事件の報告集会を行います。名古屋入管がある愛知を中心に東海の市民、学生、当事者への参加を呼びかけます。裁判判決に向けた世論を盛り上げるためにも、ぜひご参加ください。

2021年3月6日、名古屋出入国在留管理局(名古屋入管)に収容されていたスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが収容施設内で亡くなってから約5年半の月日が経ちました。

ウィシュマ・サンダマリさんは、日本の子どもたちに英語を教えたいという夢をもって来日しましたが、日本語学校に通っている途中にオーバーステイとなってしまいました。オーバーステイになったウィシュマさんは入管からすれば国に帰るべき、送還するべき対象でしたが、スリランカにはすぐに帰国できない事情を抱えていたため、彼女の身の安全が確認されるまで保護する責務を入管が負わなければなりませんでした。

にもかかわらず、ウィシュマさんが入管職員に「スリランカに帰らない、日本に残る」と伝えると、入管の態度は一変しました。ウィシュマさんが収容されている部屋まで職員がやって来て、「帰れ、帰れ、ムリヤリ帰される」と何度も帰国圧力をかけられたのです。彼女は命の保証がない母国へ強制送還されるかもしれないという恐怖を抱くようになり、ストレスからか飲食をしても吐くようになってしまいました。

栄養が取れないため、亡くなる一カ月前には自力で歩くことができないほど衰弱していきました。彼女は亡くなる直前まで点滴を打ってほしい、病院に連れて行ってほしいと何度も訴えていました。それにもかかわらず、あろうことか入管はウィシュマさんを日本に残るためにわざと病気のふりをしていると「詐病」扱いし、点滴一本打たせることなく、飢餓、脱水の状態を放置して、見殺しにしました。

 真相究明と再発防止を求めて日本にウィシュマさんの妹2人が来日し、ご遺族が提訴した裁判は4年経っており、2026年12月11日はいよいよ裁判の判決日となりました。2022年から続いている裁判中も、法務省、入管庁は、ウィシュマさんの死の責任が入管にあるとは一切認めておらず、ご遺族へ謝罪の一言もありません。

当時、ウィシュマさんを支援していた私たちSTARTは、3月3日の最後の面会の際、「今日は頑張って少し食べた、明日も食べる」と話していたこと、面会時間が終わり面会室を出るときに聞いた、ウィシュマさんの「今日、連れて帰って」という言葉が忘れられません。ウィシュマさんは最後まで、生きて外に出ることを望んでいました。それを踏みにじったのは入管という国家権力であることは間違いありません。

ウィシュマさん事件の裁判は名古屋入管個別の医療問題ではなく、入管の体制そのものを問うものとしてあります。

私たちは最後までご遺族とともに、ウィシュマさん死亡事件の真相究明、再発防止を求め、ウィシュマさんの死の責任は一体どこにあるのかを追及します。そのためにも、ウィシュマさんの死の責任の所在は入管にあるという判決を、勝訴を、目指します。

判決日に向けてより広範な運動を形成していくにあたって、2026年10月25日、ウィシュマさん名古屋入管死亡事件の報告集会を行います。

ウィシュマさん事件とはいかなる問題だったのか、また、その後の裁判の経緯について、事件当時ウィシュマさんが亡くなる直前まで面会していたSTARTからご報告させていただきます。

判決日に向けてまずはウィシュマさん事件がどういう問題なのか知り、日本に暮らす1人としてこの問題をどう受け止め行動するのか、みなさんと考えたいと思います。


紙媒体のチラシをご希望の方は、こちらをご印刷ください。↓


START~外国人労働者・難民と共に歩む会~