【6/28 名古屋入管へ申し入れ】家族を引き裂き、生活を奪う不当な再収容に抗議します!

2023年6月28日に、5月、6月にかけて名古屋入管が行った不当な再収容に対する抗議申入書を提出しました。

▼提出した申入書(名前、国籍等は伏せています)


 申入書に具体的な事例としてあげた3名は、いずれも在留が認められず、約10年仮放免状態に置かれ、働くこともできず保険も効かない、いわば生殺し状態でした。それでも、仮放免中の規則違反もなく真面目に生活し、約10年間の中で地域社会に馴染み、家族と支えあってきました。
 そのような人たちを名古屋入管はなんの理由もなく突然、再収容し、3名はいつ強制送還されてもおかしくない状態に置かれています。妻や夫が収容され、強制的に家族と引き裂かれた家族は、生活が混乱し、精神的にもかなりの負担がかかっています。

 2023年6月9日、世論の強い反対を受けてきた改悪入管法が、成立しました。法律の施行は来年ですが、改悪入管法が現場でどのように扱われ、運用されるのか、その具体、典型事例が今回抗議申し入れした再収容です。現場ではすでに、入管の権限による当事者への帰国圧力が強まっています。
 例え法律が成立しても、10年間日本で真面目に生活し、家族と支え合ってきた事実や帰れない事情を全く無視して送還すること、入管が権限をもって家族を引き裂きその生活を奪うことは、極めて不当な行為であり、許されません。
 STARTは、収容された3名とその家族と共に名古屋入管に対し即刻、仮放免することを要求していきます。

追記:申入書に挙げているBさんについては、申し入れを行った翌日に仮放免許可が出ました!!

翌々日にはAさんに仮放免許可が出ました!引き続き、不当な再収容には抗議し仮放免を求めていきます。