8.22全国集会 声明文

8月22日に行われた「入管全国集会ー送還一本やりか、それとも国際基準に基づく難民受け入れ、在流特別許可の大幅緩和による解決かー」で採択された声明文(一部省略)です。


【国際基準に基づく難民受け入れ、
在留特別許可の大幅緩和による解決に向けて】

ここ数年間の入管の施策は、送還一本やりで送還忌避者を削減しようとすることの限界を明らかにしているのであって、現行法による退去強制の法的限界を明らかにしているのではありません。この間の入管の施策を検証すれば、送還忌避をする人たちが増大する原因の除去、つまり国際基準に基づく難民受け入れと在留特別許可の基準の大幅な緩和によってしか、送還忌避問題を解決できないことを明らかにしています。
この解決は、20年、15年、10年と、働く権利を与えられず、日本の社会保障制度からも排除され、健康保険にも加入できず、半ば生存権を奪われた状態で、また仮放免者の子供たちは未来を奪われた状態で、生きることを強いられている仮放免者問題の解決でもあるのです。難民等の仮放免者の人たちが、送還されず、日本で働く権利を、日本で教育を受ける権利を、私たちと共に生きる権利を獲得できるよう、そのための役割を日本社会が果たすよう訴えたいと思います。


START~外国人労働者・難民と共に歩む会~

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