12月22日 名古屋入管への申し入れ

12月22日、名古屋入管で行われている医療に関して抗議申し入れを行いました。

3月6日に名古屋入管で死亡事件が起きてから、8月には調査報告書で医療体制の改善が打ち出され、その後「出入国在留管理官署の収容施設における医療体制の強化に関する有識者会議」が設置されるなど、入管庁は再発防止に向け動いていることをアピールしています。
しかし、死亡事件が起きてから9ヶ月が経っても、死亡事件の現場である名古屋入管の医療は実質的に何も変わっていません。

6月には、ストレスから嘔吐を繰り返し、救急搬送された病院で点滴を打った体調不良者を、20人ほどの職員で押さえつけ、気を失わせた状態で、懲罰房に閉じ込めておきながら、我々支援団体やメディアが注目した途端、入管はその体調不良者を仮放免にし外に出しました。今月にも、同じようにストレスから嘔吐を繰り返していた体調不良者を単独室に入れ、入院治療が必要になるまで収容し続け、入院が必要になると突然仮放免して外に出してしまいました。また、現在も、腰・膝・足首の痛みを訴える被収容者(申入書に詳細を記載)を、入管は外部病院の精神科に連れて行き、診察する状態を繰り返しています。症状として痛みがあり、足首が腫れているのに、入管は精神の問題だと決めつけ、被収容者が神経科の検査や治療を望み入管に申し入れても、精神科にしか行かせません。その足を痛めている被収容者は現在、ストレスから食べられない、食べても吐いてしまう状態まで体調が悪化しています。

このように、いくら常勤医師を増やし、入管の医療体制を整えても、入管が収容を続けることを目的として医療を支配している限り、被収容者はまともな医療を受けられず、再発防止はできません。

死亡事件の現場である名古屋入管で、第二、第三のウィシュマさんが生まれかねない状態が続いていることに強く抗議し、支援者との協議の場の設定を含めて処遇等の改善に向け、申し入れを行いました。

STARTは今後も現場重視で、名古屋入管収容施設の状況を発信していくと共に、入管収容施設の医療の改革に向け動いていきます。